どうして右利きが多いの?
「からだを知ろう」 第4回は「右利きが多いのはなぜ?」です。
第3回で、右利き、左利きと言う言葉がでてきましたので、ちょっと説明しま~す。
人は左にしかない心臓、そして、体の左側の状態の影響をより大きく受ける腎臓や生殖器を守るため、左半身に負担をかけまいとして、手にせよ足にせよ、大多数が右を主体に使うようになっています。
なので、左利きの人は、心臓などに負担がかかるため、右利きの人よりも寿命が5年ほど短いらしいですよ! また、人が他の動物と違う大きな要因は、論理を司る左脳の働きに負うところが大きいですが、それを可能としたのも、右側を使う仕組みを発達させたからであるとも言えるそうです。
こうして、人は運動系という観点では右側を動作の主体とする身体構造を確立しました。(エライ!)
腕のみならず、右が利き足というのは、左足は軸足として身体を安定させる役割を司り、右足が推進力を担うということを意味します。
つまりですね、左足で身体が左右にブレないようにバランスを取りながら、右足を持ち上げて前に出すということを、体はしているのです。
ためしに、目をつむって片足立ちをすると、このことはすぐに体感できると思います。
右足を上げて、左足を軸に立った方が、安定しますよね?
バスケットボールでも、左足を軸に、右足をステップしますよね?
陸上競技でも、野球でも、スピードスケートも、みな左回りですよね。
右回りだと早く走れないはずです。
右足は前と後ろに重心を移動させる習性があり、軸足の左はその力を外側と内側に分散させ、受け止める習性があるからです。(なんか難しい?)
だからね、人の体は非対称で、左右それぞれに法則性が存在するんです。
最近のスポーツでは、左利きが多くなってきましたね。
スポーツ的には、人数が少ない分、左利きは有利とも言われていますが、身体のことを考えた場合、やはり右利きの方がいいのではないでしょうか?
私ピンクのサウスポ~♪(ピンクレディー) ちょっと古かったですか?(笑)
当時は私も可愛い可愛い小学生でした! 今はただのオヤジ(笑) おい!おい