頭痛

頭痛は、「症候性頭痛」「慢性頭痛」のどちらかに分類されます。脳の病気や疾患が原因で起こる「症候性頭痛」は、すぐにでも病院を受診して下さい。
慢性頭痛は、精神的ストレスや食べ過ぎ、生活習慣の乱れから起こり、目の横がズキズキと痛んだり、頭全体、もしくはある一部分だけにガンガン痛みが起こったり、たくさんの方が普段悩まされている頭痛です。

慢性頭痛には、
・緊張型頭痛（筋肉収縮性頭痛）：73％
・片頭痛（血管性頭痛）：18％
・群発頭痛　：2％
がありますが、そのほとんどが｢緊張型頭痛｣です。

緊張型頭痛

慢性頭痛の７割の人が緊張型頭痛であり、日本人に一番多い頭痛といわれています。

長時間のデスクワークや、首肩の凝りにより、筋肉が緊張し、血流が悪くなり、頭痛が起こります。
また、過度のストレスが原因でも起こるとされています。

おでこ、こめかみ、後頭部が、ガンガンと痛くなったり、重く鈍い痛みがあったり、フラフラとめまいがしたり、目の疲労、身体がダルイような症状が出る事もあります。

原因として

ストレス（身体的・精神的）
長時間同じ姿勢でいる
眼精疲労
食べ過ぎ（特に甘いもの）
猫背姿勢

【予防法】
一番の予防法は、血行をよくしてリラックスすることです。首・肩への負担を軽減するために正しい姿勢を心掛け、長時間、同じ姿勢でいる時は筋肉の緊張をほぐすために適度なストレッチを行いましょう。

片頭痛（血管性頭痛）

ズキズキと血液の拍動を感じる頭痛です。血管が拡張して三叉神経を刺激し、主に、片側に頭痛がおきます。
吐き気や嘔吐を伴い、光・音・ニオイに過敏になります。

群発性頭痛

20歳～40歳の男性に多く、耐えられないほどの痛みだといわれます。1～2ヵ月間に集中してほぼ毎日起こり、必ず頭の片側が痛みます。また、目の充血や涙、鼻水などを伴うことがあります。
アルコールが引き金なり、飲酒後40分から1時間ほどたった頃に発作があらわれやすく、それ以外にもタバコや気圧の急激な変化なども誘因となるといわれています。
（群発頭痛の発症のしくみは、まだ明らかにされていません）

頭痛でお悩みの方は、鎮痛剤を手放せなくなります。
また、痛む前にお薬をのんでしまう方もいます。
でも実は！！！